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公開日 2025.10.21 更新日 2025.10.21

家庭用蓄電池の容量の目安は?後悔しないための「最適容量」の選び方

太陽光発電の普及や電気料金の高騰、そして防災意識の高まりを背景に、家庭用蓄電池の導入を真剣に検討されている方が、西東京市をはじめ首都圏で急速に増えています。自宅で電気を創り、貯めて、賢く使う。そんなエネルギーの自給自足を目指す暮らしは、もはや未来の話ではなく、現実的な選択肢となりました。
蓄電池の導入を考え始め、情報収集を進める中で、多くの方が最初に突き当たる壁が「容量(kWh)」の問題です。
「うちには、いったいどのくらいの容量の蓄電池が必要なんだろう?」
「容量が大きい方が安心な気はするけど、その分価格も高くなるし…」
「せっかく高いお金を払うのだから、絶対に後悔したくない」
家庭用蓄電池選びにおいて、「容量」の選択は、導入後の満足度や経済性を大きく左右する、最も重要で、そして最も難しい決断の一つなのです。
容量が小さすぎれば期待した効果が得られず、逆に大きすぎれば無駄な初期投資になってしまう可能性があります。
そこでこの記事では、家庭用蓄電池の容量選びで悩んでいるあなたのために、後悔しない「最適容量」を見つけ出すための全知識を、最新情報に基づいて網羅的に解説します。

まず理解したい!蓄電池の容量(kWh)と出力(kW)の基本

「最適容量」を選ぶためには、まず蓄電池のスペックシートに必ず記載されている基本的な用語の意味を正しく理解しておく必要があります。

特に重要なのが、「容量(kWh)」と「出力(kW)」です。この二つの違いを理解することが、後悔しない蓄電池選びの第一歩となります。

容量(kWh)とは?「電気をどれだけ貯められるかの量」

蓄電池の「容量」とは、その蓄電池が「どれだけの量の電気を貯めておくことができるか」を示す指標です。単位は「kWh(キロワットアワー)」で表されます。
これをよく「バケツ」に例えて説明されます。容量が大きい蓄電池は「大きなバケツ」、容量が小さい蓄電池は「小さなバケツ」とイメージすると分かりやすいでしょう。
大きなバケツほどたくさんの水を貯められるように、容量(kWh)の数値が大きい蓄電池ほど、たくさんの電気を貯蔵することができます。
例えば、容量5kWhの蓄電池は、理論上、消費電力が1kW(1000W)の家電製品を5時間、消費電力が500Wの家電製品なら10時間連続で使い続けられるだけの電力量を蓄えておける、ということになります。
この容量こそが、夜間にどれだけ電気を賄えるか、停電時にどれくらいの時間、電気を使い続けられるかを決める重要な要素です。

出力(kW)とは?

一方、「出力」とは、「一度にどれだけの強さ(パワー)で電気を送り出せるか」を示す指標です。単位は「kW(キロワット)」で表されます。
先ほどのバケツの例で言えば、出力は「蛇口の太さ」に相当します。いくらバケツが大きくても(容量が大きくても)、蛇口が細ければ(出力が小さければ)、一度にちょろちょろとしか水を出せません。逆に蛇口が太ければ(出力が大きければ)、一度にたくさんの水を勢いよく出すことができます。
蓄電池も同様で、出力(kW)の数値が大きいほど、多くの家電製品を同時に使うことができます。例えば、電子レンジ(約1.5kW)とドライヤー(約1.2kW)を同時に使いたい場合、合計で2.7kWの電力が必要になるため、蓄電池の出力が3.0kW以上ないと、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。
特に停電時に、エアコンやIHクッキングヒーターといった消費電力の大きな家電を使いたいと考えている場合は、この出力(kW)の大きさも容量(kWh)と合わせて必ずチェックする必要があります。

「定格容量」と「実効容量」の違い

蓄電池の容量を検討する上で、もう一つ非常に重要なのが、「定格容量」と「実効容量」の違いです。

  • 定格容量: メーカーのカタログなどに記載されている、その蓄電池が理論上蓄えられる最大の電力量です。
  • 実効容量: 実際に家庭で使うことができる、実質的な電力量です。

なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。それは、蓄電池の劣化を防ぐためです。リチウムイオン電池は、100%まで満充電したり、0%まで完全に使い切ったりする(過充電・過放電)と、電池の寿命を著しく縮めてしまいます。
これを防ぐため、多くの蓄電池では、実際に使用できる範囲が制御されており、定格容量の80%~90%程度に設定されています。
例えば、カタログに「定格容量 6.5kWh」と書かれていても、実際に使える「実効容量」は5.0kWhである、といったケースが一般的です。
私たちが蓄電池を選ぶ際に本当に重視すべきなのは、この「実効容量」の方です。必ず実効容量が何kWhなのかを確認した上で、容量の比較検討を行うようにしましょう。

あなたの家庭はどっち?蓄電池導入の目的を明確にしよう

さて、蓄電池の基本を理解したところで、次にあなた自身に問いかけていただきたいのが、「何のために蓄電池を導入したいのか?」という目的の明確化です。
この目的によって、選ぶべき容量の考え方が大きく変わってきます。主な目的は、大きく分けて2つあります。

電気代の削減(経済性重視)

「とにかく毎月の電気代を安くしたい」「太陽光発電で創った電気を無駄なく使い切りたい」という、経済的なメリットを最優先に考える目的です。
この場合、蓄電池の役割は、日中に太陽光発電で発電した電力のうち、自宅で使いきれずに余った「余剰電力」を貯めておき、発電しない夜間や、発電量が少ない朝夕の時間帯にその電気を使うことで、電力会社から電気を買う量(買電量)を最小限に抑えることです。
この目的の場合、選ぶべき容量は「1日に発生する平均的な余剰電力量」が基準となります。
必要以上に大きな容量を選んでしまうと、毎日貯めきれずに余剰電力が余ってしまい、高価だった蓄電池の容量が無駄になってしまいます。

停電・災害への備え(防災重視)

「地震や台風で停電しても、最低限の生活を維持できるようにしたい」「家族の安全と安心を確保したい」という、防災対策を最優先に考える目的です。
この場合、蓄電池の役割は、万が一の停電時に、非常用電源として機能することです。冷蔵庫を動かし続けて食料を守ったり、夜間に照明をつけたり、スマートフォンを充電して情報を得たり、といったことを可能にします。
この目的の場合、選ぶべき容量は「停電時に、どの家電を、どのくらいの時間使いたいか」が基準となります。容量が小さすぎると、いざという時に使いたい家電が使えなかったり、すぐに電気が尽きてしまったりして、防災目的を十分に果たせない可能性があります。

両方の”良いとこ取り”をしたい

もちろん、「電気代も削減したいし、停電にも備えたい」と、両方の目的をバランス良く満たしたいと考える方がほとんどでしょう。その場合は、まず普段の経済性を基準に容量を選びつつ、その容量で「停電時にどの程度のことができるのか」を確認し、もし防災面で不足を感じるようであれば、少し容量を上乗せする、というアプローチが有効です。
まずはご自身の家庭にとって、どちらの目的の比重が大きいのかを考えることが、最適な一台を見つけるための羅針盤となります。

我が家の最適容量を計算する4つのステップ

目的が明確になったら、いよいよ具体的な容量計算に進みます。
ここでは、誰でも簡単に我が家の最適容量を導き出せるよう、4つのステップに分けて解説します。
電力会社の検針票(またはウェブサイトの明細)をお手元に準備して、一緒に計算してみましょう。

STEP1:家庭の「電気使用量」を把握する

最適容量を計算するための全ての基礎となるのが、ご家庭の「1日あたりの平均的な電気使用量」です。まずは、自分たちが普段どれくらいの電気を使っているのかを正確に把握しましょう。
確認方法は簡単です。毎月電力会社から届く「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」、または電力会社の会員向けウェブサイトをご覧ください。そこには「1ヶ月の総使用量(kWh)」が記載されています。直近1年分のデータがあれば、より正確な平均値が出せます。
計算例

  • 1ヶ月の総使用量が「360kWh」だったとします。
  • この数値を、その月の日数(30日とします)で割ります。
  • 360kWh ÷ 30日 = 12kWh

この「12kWh」が、このご家庭の「1日あたりの平均電気使用量」となります。この数値を基本として、次のステップに進みます。
一般的に、夜間(太陽光が発電しない時間帯)の電気使用量は、1日の総使用量の40%~60%程度と言われています。
この家庭の場合、夜間に約4.8kWh~7.2kWhの電気を使っていると推測できます。

STEP2:【経済性重視】太陽光発電の「余剰電力量」から選ぶ

経済性を最優先に考える場合、目標は「太陽光発電の余剰電力を過不足なく貯められる容量」を選ぶことです。

太陽光パネルの設置容量(kW)から蓄電池容量の目安を計算

最も簡単な目安の計算方法は、ご自宅の屋根に設置している太陽光パネルの容量(kW)を基準にする方法です。
一般的に、1日に発生する余剰電力量は、天候にもよりますが、設置している太陽光パネルの容量と近い数値になることが多いと言われています。
そのため、経済性を重視する場合の蓄電池容量は、 「太陽光パネルの設置容量(kW)」と同等、もしくは少し大きめの容量 を選ぶのが一つの目安となります。
例えば、太陽光パネルが4.5kWなら、蓄電池の容量は4.5kWh~6kWh程度がバランスの良い選択肢となります。
これより容量が大きすぎると、毎日満充電にならず、蓄電池の性能を持て余してしまいます。逆に小さすぎると、せっかく発電した余剰電力を貯めきれず、安い価格で売電に回すことになり、経済的なメリットが薄れてしまいます。

太陽光の容量と蓄電池容量のバランス目安

太陽光パネルの設置容量ごとに、経済性を重視した場合の推奨蓄電池容量(実効容量)の目安を以下の表にまとめました。

太陽光パネルの設置容量 推奨される蓄電池容量(実効容量)の目安
3kW~4kW 4kWh~6kWh(小容量)
4kW~6kW 5kWh~8kWh(小~中容量)
6kW~8kW 7kWh~12kWh(中~大容量)
8kW以上 10kWh以上(大容量)

まずはこの表を参考に、ご自宅の太陽光パネルの容量と照らし合わせて、大まかな容量の当たりをつけてみましょう。

STEP3:【防災重視】停電時に「使いたい家電」から選ぶ

防災を最優先に考える場合は、計算のアプローチが全く異なります。「停電時に、最低限どの家電を、何時間くらい動かし続けたいか」という視点から、必要な容量を逆算していきます。

計算の手順

  • 停電時に絶対に使いたい家電をリストアップする
    例:冷蔵庫、リビングのLED照明、テレビ、スマートフォンの充電
  • それぞれの家電の消費電力(W)を調べる
    家電本体や取扱説明書に記載されています。一般的な目安は以下の通りです。

    • 冷蔵庫(400Lクラス):150W~300W(起動時は大きい)
    • LEDシーリングライト:30W
    • 液晶テレビ(40インチ):150W
    • スマートフォン充電:15W
    • ノートパソコン:50W
  • 使いたい家電の消費電力を合計する
    例:冷蔵庫(200W) + 照明(30W) + テレビ(150W) + スマホ充電2台(30W) = 410W
  • 合計消費電力(W)と、使いたい時間(h)から、必要な容量(kWh)を計算する
    計算式: (合計消費電力 W ÷ 1000) × 使いたい時間 h = 必要な容量 kWh

計算例 上記の合計410Wの家電を、停電が復旧するまでの目安として12時間使いたいとします。 (410W ÷ 1000) × 12h = 4.92kWh
この計算により、このご家庭が防災目的を果たすためには、最低でも実効容量で5kWh程度の蓄電池が必要である、ということが分かります。
もし、これに加えて夏場にエアコン(消費電力600W)を6時間使いたいとなれば、(600W ÷ 1000) × 6h = 3.6kWhが追加で必要となり、合計で約8.5kWhの容量が必要、といったように計算していきます。

STEP4:将来のライフスタイルの変化を考慮する

STEP2とSTEP3で算出した容量は、あくまで「現在の」ご家庭の状況に基づいたものです。しかし、蓄電池は10年、15年と長く使う設備です。その間に、家族構成やライフスタイルが変化し、電気の使用量が変わる可能性も十分に考えられます。

  • 子供の成長・独立: 子供が大きくなれば電気使用量は増え、やがて独立すれば減る可能性があります。
  • 家族構成の変化: 親との同居で二世帯住宅になる、といったケースも考えられます。
  • 家電の買い替え: 省エネ性能の高い家電に買い替える、あるいは便利な家電が増える可能性。
  • EV(電気自動車)/PHEVの購入: EVを自宅で充電する場合、電気使用量は大幅に増加します。
  • オール電化へのリフォーム: ガスコンロやガス給湯器をIHやエコキュートに変えると、夜間の電気使用量が大きく変わります。

こうした将来の変化を100%予測することは不可能ですが、「数年以内にEVの購入を検討している」「いずれはオール電化にしたい」といった具体的な計画がある場合は、それを見越して、算出した容量よりも一段階大きい容量の蓄電池を選んでおく、というのも賢明な判断です。長期的な視点を持つことが、後悔しない容量選びの最後の仕上げとなります。

容量別で見る蓄電池の特徴と価格相場

ここまでのステップで、我が家の最適容量のおおよその見当がついたかと思います。ここでは、市場に流通している家庭用蓄電池を「小・中・大」の3つの容量帯に分け、それぞれの特徴、どのような家庭に向いているか、そして2025年現在の工事費込みの価格相場を解説します。

小容量(4kWh~6kWh)

  • 特徴: 現在の市場では比較的小さめの容量帯。サイズがコンパクトで、設置場所に制約がある場合でも導入しやすいのが特徴です。
  • 向いている家庭:
    • 夫婦二人暮らしなど、世帯人数が少ないご家庭
    • 日中の在宅時間が短く、夜間の電気使用量が少ないご家庭
    • 太陽光発電の設置容量が3kW~4kW程度のご家庭
    • 経済性(自家消費)を重視し、初期費用をできるだけ抑えたい方
    • 防災目的としては、最低限の電力(情報収集、照明)を半日~1日程度確保したい、という割り切った使い方を想定している方
  • 価格相場: 約90万円~150万円(工事費込み・税抜)

中容量(7kWh~10kWh)

  • 特徴: 現在の家庭用蓄電池市場で最もラインナップが豊富で、多くのご家庭で選ばれている主流の容量帯です。経済性と防災性のバランスに優れています。
  • 向いている家庭:
    • 子供がいる3人~5人の標準的なファミリー世帯
    • 太陽光発電の設置容量が4kW~6kW程度のご家庭
    • 普段の自家消費でしっかりと電気代を削減しつつ、停電時にも冷蔵庫やテレビ、照明など、生活に必要な電力を1日~1.5日程度は確保したいという、バランスを重視する方
    • 日中も在宅ワークなどで比較的電気を使用するご家庭
  • 価格相場: 約120万円~200万円(工事費込み・税抜)

大容量(11kWh以上)

  • 特徴: 10kWhを超える大容量モデル。高い防災性能を誇り、停電時でも普段に近い生活を送ることが可能になります。V2H対応機種も多く、EVとの連携も視野に入れた選択肢となります。
  • 向いている家庭:
    • 二世帯住宅など、世帯人数が多いご家庭
    • オール電化住宅や、電気使用量が非常に多いご家庭
    • 太陽光発電の設置容量が7kW以上と大きいご家庭
    • EV(電気自動車)を所有しており、将来的にV2Hの導入も検討している方
    • 防災を最優先に考え、停電時でもエアコンやIHクッキングヒーターなど、200Vの大型家電を使いたい方(全負荷型との組み合わせが前提)
  • 価格相場: 約180万円~300万円以上(工事費込み・税抜)

蓄電池の容量選びで後悔しないための3つの注意点

最後に、容量選びで多くの方が陥りがちな「後悔パターン」を3つご紹介します。これらの注意点を頭に入れておくことで、より確実な最適容量選びが可能になります。

容量が大きすぎると費用対効果が悪化する

防災を意識するあまり、「どうせなら大きい方が安心だろう」と、必要以上に大容量の蓄電池を選んでしまうケースです。「大は小を兼ねる」ということわざがありますが、蓄電池においては必ずしもそうとは言えません。
例えば、1日の平均的な余剰電力が5kWhしかないご家庭が、12kWhの大容量蓄電池を導入したとします。この場合、毎日7kWh分の容量は使われることなく、無駄になってしまいます。
もちろん停電時には役立ちますが、その「もしも」のために、何十万円も高い初期費用を支払うことになります。
蓄電池の初期費用を、毎月の電気代削減額で回収する「費用対効果」の観点から見ると、使われない容量は単なる過剰投資となり、投資回収期間が著しく長くなってしまいます。目的(特に経済性)に対して、容量が過大になっていないか、冷静に判断することが重要です。

容量が小さすぎると満足度が低くなる

一方で、初期費用を抑えたいあまりに、容量を切り詰めすぎてしまうのも後悔の原因となります。
経済性重視で選んだものの、容量が小さすぎて、夜の早い時間帯に蓄電池の電気が尽きてしまい、結局毎日高い電気を買うことになって「思ったほど電気代が安くならない」というケース。
防災重視で選んだはずが、いざ停電してみると、冷蔵庫を動かしただけであっという間に電気がなくなり、「これじゃ何のために付けたのか分からない」というケース。
これらは、どちらも目的を達成できていない典型的な失敗例です。STEP2やSTEP3で算出した必要容量を基に、ご自身の目的を最低限クリアできる容量は確保することが、導入後の満足度に繋がります。

「特定負荷型」と「全負荷型」の違いを理解する

蓄電池の容量選びと切っても切れない関係にあるのが、停電時の電力供給方式である「特定負荷型」と「全負荷型」の違いです。

特定負荷型

停電時に、あらかじめ指定しておいた特定の回路(例えば、リビングのコンセントと照明、冷蔵庫のコンセントなど)にしか電気を供給できないタイプです。
家全体をバックアップするわけではないため、停電時の安心感は限定的ですが、システムがシンプルで価格が比較的安いのが特徴です。小~中容量の蓄電池に多く見られます。

全負荷型

停電時に、家全体のすべてのコンセントや照明に電気を供給できるタイプです。200VのエアコンやIHクッキングヒーターなども(出力が許す範囲で)使用できるため、停電時でもほぼ普段通りの生活を送ることが可能です。
非常に安心感が高い反面、システムが複雑で価格が高くなる傾向があります。中~大容量の蓄電池に多く採用されています。

もしあなたが防災を重視し、「停電時でもエアコンを使いたい」と考えているのであれば、「全負荷型」を選ぶ必要があります。
そして、全負荷型で家全体を長時間バックアップするためには、必然的に「大容量」の蓄電池が必要になります。このように、容量と出力タイプはセットで考える必要があることを覚えておきましょう。

蓄電池の容量の目安を知り最適なものを選ぼう

今回は、家庭用蓄電池の導入を成功させるための最重要課題である「最適容量の選び方」について、網羅的に解説してきました。

この記事でご紹介した計算方法や目安は、あくまでご自身で当たりをつけるためのものです。最終的には、これらの情報を基に、信頼できる専門の設置業者に相談し、ご家庭の状況に合わせた詳細なシミュレーションを依頼することが不可欠です。
プロの視点からのアドバイスを受けることで、より確実で、納得のいく「最適容量」の蓄電池を選ぶことができるはずです。まずは複数の業者に無料で見積もりとシミュレーションを依頼し、あなたの家庭に最高のパフォーマンスをもたらしてくれる一台を見つけてください。